長野県上田市にある武石ともしび博物館は平成元年11月に旧武石村の村制施行百周年を記念して開館されました。武石ともしび博物館は、上田市立の日本の灯火具専門の博物館です。
写真 1
武石ともしび博物館とは
武石ともしび博物館は、平成元年に武石村立の日本の灯火具専門博物館として開館した。平成18年、上田市と武石村の合併に伴いともしび博物館は上田市立となる。
武石ともしび博物館は、
- 展示館
- 体験館
- 伝承館
三館で構成され、池のある庭園を囲んでいます。
展示館
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展示館には、安藤守正コレクション約700点を中心に、日本の灯火具に関連する版画、図書など千数百点を所蔵して展示しています。
体験館
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体験館では、火起こしやロウソクつくりの体験が出来る。
伝承館
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伝承館では、暮らしとともしび、祭りと火をテーマにした映像が見られる。また、茶室もあり茶道教室も開かれ、茶会も催されている。
博物館訪問しました
武石ともしび博物館を訪問しました。
小布施から旧武石村へ
2016年6月、照明文化研究会の先輩2名と一緒に小布施町の日本のあかり博物館と武石ともしび博物館を訪問する小旅行に私の運転する車で出かけました。
日本のあかり博物館を訪問した後、湯田中の温泉の湯でゆっくり身体を休め、翌日、武石ともしび博物館へ向かい、上信越自動車道を通って一時間半ぐらいで到着しました。
武石ともしび博物館は、山あいの静かなところで、木造建築の建物が並び日本の原風景を感じる場所です。当時の児玉館長に迎えられ館内を案内していただきました。
武石ともしび博物館 館長
写真 5 館長は写真の左の人です。
館長は博物館建設にあたって、
- 建物は植栽が周囲の自然や景観と調和すること
- 現代の博物館として多面的な運営に対応できる施設であること
の2点を基本的な考え方として計画を進めた。
展示については灯火器が生活の中でどのように使われていたか具体的にわかること、知的理解だけでなく体験を通して学べるなど留意し、映像を多く導入し展示物を具体的に理解できるようにする。
展示計画を進める中で、縁あって照明文化研究会を紹介いただき、会員の先生方に展示全般にわたるご指導をいただいた。
また、博物館の5千坪の敷地は畑、草地、湿地、山林等、変化に富んでいるため多くの植物が生育できる環境にあるので灯用植物園を整備することなどを、照明文化研究会の会報誌第27号(1997年)で述べられている。
館内の様子
和風の通り門を入るとすぐ右手にフランス製の大きなガス街路灯が目に入り、この場所に!と、びっくりです。このガス燈は照明文化研究会の会員のフランス在住の息子さんにより、手に入れたものだと説明された。
灯火具は質の良いものが多く、展示も映像を多く使い、初めて見る人にもわかりやすい工夫がされ、館長、学芸員のあつい熱意が感じられました。
手入れの行き届いた池を中心とした日本庭園も心をなごませます。
見学の後、館長と一緒に博物館近くの蕎麦屋さんで美味しい信州そばをいただいた後、帰路につきました。
入館料・開館時間 休館日
入館料・開館時間、休館日は以下の通りです。
入館料
一 般 | 400円 |
※65歳以上 | 300円 |
小中学生 | 200円 |
開館時間
9時~16時 | 最終入館:15時30分 |
休館日
月曜日 | 月曜日が祝日のときは翌日 |
冬期間 | 12月29日~3月31日 |
武石ともしび博物館 アクセス
武石ともしび博物館の住所は、
長野県上田市下武石1902番地4
Tel:0268-85-2474 fax:0268-85-2495
武石ともしび博物館の地図は、
武石ともしび博物館の詳細は長野県・上田市のホームページから入り、分類でさがす > 観光・文化・スポーツ > 文化施設 > 博物館・美術館 > 武石ともしび博物館で見られます。
武石ともしび博物館・まとめ
旧武石村にある博物館の周りには何もない静かな所ですが、松本市内や上田市内から車で一時間もかからずに行くことができます。また、別所温泉や鹿教湯温泉も近くです。
ぜひ武石ともしび博物館へも訪れてください。一見の価値があります。