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江戸民具街道は宮大工の家系に生まれ建築会社の社長をされていた館長の秋澤氏が、40年以上に渡り収集された江戸時代から昭和初期までの日本の一般庶民が使った生活の道具とあかりの道具を展示する資料館を平成8年に開設されました。
江戸民具街道とは
江戸民具街道には
- あかりの道具
- 生活の道具
が部屋ごとにテーマ別に9つのジャンルに分けられ解かりやすく展示されています。
江戸民具街道収蔵品
江戸民具街道の収蔵品は、あかりの道具と生活の道具に大別されています。
あかりの道具
あかりの道具は、
- ひで鉢
- 行灯(あんどん)
- 提灯(ちょうちん)
- 燭台からランプ
- ガス燈
- アセチレン灯
など一般庶民が使ったあかりから、
- 田中久重作の無尽灯
- フランスのモデラトールランプ
もあります。
生活の道具
生活の道具は、
- 火鉢と鉄瓶
- 囲炉裏(いろり)
- 自在鉤(じざいかぎ)
- 臼と杵(うしときね)
- 秤(はかり)
- 錠前
- 火消しの道具
- 甲冑(かっちゅう)
まで幅広く生活に密着した道具を充実して展示しています。
びっくり仰天記
「びっくり仰天記」発行:江戸民具街道 著者:秋澤達夫ほか
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富山県五箇山のいりくちにあたる福光町にある館長の奥様の実家を取り壊す時に、蔵にあった譲り受けた古時計が大変貴重な代物であることが分かった。
古時計の顚末と、数人の専門家の古時計に関する解説記事及び、館長が資料館所蔵品のあかりの道具をボールペンで繊細に描かれた絵と道具にまつわる話題を語っています。
絵で見る江戸の道具たち
「絵で見る江戸の道具たち」著者:江戸民具街道 絵と文 館長 秋澤達夫
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「絵で見る江戸の道具たち」は開館15年の記念として出版されました。館長のボールペンで精密に描いた所蔵品を豊富な知識と経験を踏まえながら説明されているので楽しみながら読める本です。
資料館訪問しました
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先日、何年ぶりに江戸民具街道を訪れました。館長の秋澤氏は高齢になり接客は難しくなっていました。ご子息に館内を案内していただきました。
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ご子息はまだ現役の会社員ですので常時資料館にはおりません。彼は照明文化研究会の会員でアメリカ留学経歴をもち、日本の燈火具だけでなく西洋のあかりの本を翻訳したりして西洋灯火器にも深い造詣を持っています。
見学の際には是非アポイントを取っていくとよいでしょう。
日本製らせん型燭台
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日本製らせん型燭台
英国製らせん型燭台
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英国製らせん型燭台 (長谷川コレクション)
今回、目に留まったらせん型燭台は、私の持っている英国製らせん型燭台と比べ、キャンドルの炎を一定の高さに保つという発想は同じで形は似ています。しかし、キャンドルを置くところが違います。
西洋燈火器と日本の燈火器を比べてみるのも面白いです。
入館料 休館日など
入館料は以下になります。
大人 | 500円 |
子供 | 400円 |
休館日は月曜日です。
江戸民具街道の住所と地図
江戸民具街道の住所は、
〒259-0142 神奈川県足柄上郡中井町久所418
TEL:0465-81-5339
地図は、
江戸民具街道・まとめ
江戸民具街道は日本の生活道具とあかりの道具の資料館です。しかし、西洋のランプも少しあり、西洋のランプに関心がある方にもお勧めの資料館です。
また、特別企画展も随時行われていますので、時おりホームページをのぞいてください。
江戸民具街道をタップしてみてください。