リトファン(Lithophane)フェアリーランプは見る方向によって、違った顔を見せます。
リトファン(Lithophane)フェアリーランプ
リトファン(Lithophane)フェアリーランプのシェードは彫刻磁器で作られています。高さ12.5cm。
このリトファン(Lithophane)フェアリーランプはシェードは3面(A,B,C)にそれぞれ違う図柄が彫られています。白磁の凸凹の表面がキャンドルをともした瞬間に白黒写真の様に絵が浮き出てきます。
リトファン(Lithophane)フェアリーランプはフランスのリモージュ窯で1880年代ごろに作られた作品と考えられます。
台座は白磁に金彩で縁取られ、底にはS.CLARKE,S FAIRYの文字が刻印されています。
シェードA面
普通の写真
キャンドルを灯した姿
シェードB面
普通の写真
キャンドルを灯した姿
シェードC面
普通の写真
キャンドルを灯した姿
Lithophane ドイツから江戸幕府に献上されていた
2022年2月26日、NHK BSプレミア 幕末ニッポン秘宝の番組からの情報です。
江戸幕府からフランスに贈られた豪華な金屏風や蒔絵のタンスなどの他、新たに江戸幕府のヨーロッパ使節団から贈られたと思われる、三葉葵の文が入った貴重な甲冑が見つかったという番組の中で紹介されました。
ドイツの街並みなどが彫られた板状のリトファンが、幕末にドイツから徳川幕府に献上され、現在徳川美術館に収蔵されているそうです。
リトファン(Lithophane)参考になる本
「Leuchtender Stein」 発行元:HETJENS-MUSEUM
「Leuchtender Stein」は3年前にアマゾンで見つけて購入しました。
ドイツから直送されました。重たい本ですが参考になると思います。
リトフアンの本、p322, p323に詳しい説明が記載されています。
リトファン(Lithophane)フェアリーランプ・まとめ
リトファン(Lithophane)フェアリーランプのシェードが白磁で作られています。
ただ飾っておくだけでもいいですが、キャンドルを灯して楽しむのもおすすめですね。
現在は現役を引退しましたが、お聞きになりたいことがあれば下記のメールでご連絡ください。