イギリスのヴィクトリア朝(1837~1901)後期に創られたフェアリーランプを綺麗なカラー写真でガラスの種類ごとに説明して、目で見て楽しめる写真集になっています。
「ヴィクトリア時代のフェアリーランプ」を長谷川俊夫(私)が出版したいきさつと、私のフェアリーランプをなぜ購入するようになったか?書いてみました。
フェアリーランプ収集
私が西洋骨董屋として駆け出しの昭和59年頃、アメリカのラッシュライトクラブ唯一の日本人会員であった故榎 恵氏からのフェアリーランプ入手を依頼されたのが、私のフェアリーランプコレクションの始まりでした。
フェアリーランプを海外で買付け
フェアリーランプに始めて出会ったのはロンドンのアンティークマーケットでした。その後ヨーロッパ各地へ買い付けに行くたびに、少しずつ入手(買付け)できるようになりました。しばらくして西洋アンティークランプコレクターの故高田一郎氏もフェアリーランプに興味をもち収集を始めました。
あかりの博物館が開館
平成6年、夏、広島県下蒲刈町(現 呉市下蒲刈町)に故高田氏のアンティークランプコレクションを核とし、フェアリーランプも60~70点、収められた「あかりの博物館」が開館しました。
「ヴィクトリア時代のフェアリーランプ」出版
「あかりの博物館」が開館したのを機に、フェアリーランプを広く人々に知っていただきたいとの想いで本を自主出版することにしました。
出版に関しては、元大手出版社を定年退職して独立した(有)彩美企画の位下さんに依頼し、印刷,装丁は位下さんの実家である(株)位下印刷で行いました。監修は長谷川栄氏(東京国立博物館名誉館員)にお願いしました。写真はカメラマンの大神達夫氏、内山亮介氏、藤井隆氏。撮影場所は大神氏の葛飾柴又帝釈天の境内にあったスタジオと下蒲刈町のあかりの館内で撮りました。
フェアリーランプ・ハセガワコレクション
私のフェアリーランプコレクションは100点ほどありました。
本の内容をさらに充実させたいと思い、
- 下蒲刈町のあかり館
- 他に3人コレクター
の方々に、フェアリーランプの貸出・撮影に協力してもらいました。
日本で初めてのフェアリーランプの本が平成8年3月に出版することができました。
私にとって初めての本の出版でした。十分満足できる本にはなりませんでしたが、写真と印刷に特別こだわり装丁していただけました。
20年以上経った現在でも、出版時と変わらない状態を保っているのは丁寧な装丁のおかげだと思い、感謝しております。
「ヴィクトリア時代のフェアリーランプ」の本について、たくさんの写真で説明してあります。よろしかったら見て楽しんでください。
ヴィクトリア時代のフェアリーランプ・問い合わせがあり
最近の傾向としてフェアリーランプに興味を持つ人が多くなりました。
それが理由なのか?出版から20年以上たった「ヴィクトリア時代のフェアリーランプ」(自著)本が、ときおり中古本店やメルカリで販売されています。
長谷川(著者)の手元には新品未開封の「ヴィクトリア時代のフェアリーランプ」本が少しあります。
入手をご希望の方は以下のメールにてご連絡ください。
ヴィクトリア時代のフェアリーランプ |
著者 長谷川 俊夫 |
発行 1996年3月22日 |
68ページ カラー写真130枚 |
縦21㎝ 横18.5㎝ |
定価 2500円 |
送料は無料、ただし、送金手数料はご負担ください |
ヴィクトリア時代のフェアリーランプ 訂正
平成8年出版当時、私の知識不足で20世紀中期以降のフェアリーランプが3点記載されてしまいました。
正しくは下記のとおりです。改めて訂正させていただきます。
49ページ 下段右
透かし型ガラスダイヤモンド模様のシェード、同質ガラスの台座
アメリカインディアナグラス社製 1960年代以降の作品
49ページ 下段左
淡いピンク色花文の型ガラスシェード、同じガラスの皿の台座
イタリア Stiver社製 1980年代の作品
55ページ 上段①
ミルクガラスつや消し仕上のふくろう型シェードと台座Fentonの刻印
アメリカフェントン社製 1950年代以降の作品
お問い合わせは、
ヴィクトリア時代のフェアリーランプ・まとめ
フェアリーランプがアマゾンや楽天で購入する人がたくさんおられます。
「ヴィクトリア時代のフェアリーランプ」本で名作をたくさん見て、
- 19世紀の貴重な骨董品
- 20世紀の実用品
を手に入れ、日常楽しむときの参考になればと願っています。