植物油などを燃料として筒型の長い火口を持つ西洋ランプをSPOUT LAMPSと言います。
スポウトランプ(SPOUT LAMPS)
スパウトランプは大きく南北二つのグループに分けられます。
- 南ヨーロッパ型の代表格がルセルナランプ(地中海ランプ)
- 北ヨーロッパ型はフレミッシュランプ
です。
ルセルナ(LUCERNA)オイルランプ
19世紀 ポルトガル
多くは鋳造真鍮で作られています。
3灯や4灯の筒状の火口を持ち、芯切りやピンセット、反射板などが付いているのが一般的な形である。
燃料は主に、オリーブオイルが用いられた。
16世紀から19世紀頃まで、ポルトガル、スペイン、イタリア、ギリシャなど南ヨーロッパ地方で使われた。
フレミッシュランプ(FLEMISH)
一般的には真鍮やブリキ製で砂の重りが入った円錐形の台座で、台ランプにも壁掛けランプにもなります。
燃料には菜種油が使用され18世紀から19世紀にかけ、
- オランダ
- ドイツ
- スカンジナビア
など北ヨーロッパ地方で広く使われました。
アメリカ東部でもオランダから移住した人が多く住み、KYALランプと呼ばれたこの形に似たランプが使われていました。
現在は現役を引退しましたが、お聞きになりたいことがあれば下記のメールでご連絡ください。