ランプピジョンとは石油性揮発油を燃料とする小型のランプです。
ランプピジョンとはベンゾリン(石油性揮発油)を燃料
ランプピジョンとはベンゾリン(石油性揮発油)を燃料とする小型のランプです。写真のランプピジョンは高さ29cm。
ランプピジョンのいわれ
フランス人のCHARLESS PIGEON(1838~1915)によって発明されました。彼の名前をとってLAMPE PIGEONと名付けて1884年商標登録され、1885年からパリで製造が始まりました。
ランプピジョンは壊れないランプと呼ばれていました。1900年から1910年の10年間はランプのハンドル部分に、補償に関する記載が彫られているランプが作られました。
「Mr.PIGEON OFFRE 10,000Fs GARANTIS」万が一このランプが壊れた時は10.000フランを補償します。としていましたが、わざと壊す人が現れて1910年に補償の文字を削除しました。
ランプピジョンの材質は
ランプピジョンの多くは
- 真鍮製
- ブリキ製
- ピューター製(下記参照)
が、ほとんどです。
ピューター(Pewter)、またはしろめ(白目、白鑞)とは、スズを主成分とする古くからある低融点合金である。成分の一例はスズ93%、アンチモン7%で、融点は約250℃である。青灰色。しばしば、アンチモンの代わりに鉛、または銅やビスマスを含むこともある。
元々はスズに鉛を加えていたが、18世紀のイギリスにて鉛の代わりにアンチモンを加える改良がなされた。それらの改良されたピューターはブリタニアメタル、またはチューダー・ピューターと称された。今では、ピューターと言えばブリタニアメタルの事を指す。
ウィキペディア(Wikipedia)写真のランプピジョンは
写真のランプは真鍮製の台と油壷に真鍮の飾りが付いています。非常に珍しい陶器製です。
ネジの頭に刻印?
写真のランプピジョンはネジの頭にLAMPE PIGEONの刻印が見られます。
LAMPE.PIGEON社のほかには、
- 蜂のトレードマークのABEILLE社
- ツバメのトレードマークのHIRONDELLES社
などが有名です。
この他、数多くのメーカーが燃料にベンゾリン(石油性揮発油)を使う小型ランプを19世紀末から20世紀初頭にかけ製造しました。
ランプピジョン(LAMPE PIGEON)参考になる本
ランプピジョン(LAMPE PIGEON)参考になる本は「CHARLES PIGEON」Editions du Collectionneur1993が良かったです。
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ランプピジョン(LAMPE PIGEON)石油ランプ・まとめ
ランプピジョンとは燃料にベンゾリン(石油性揮発油)使います。油壷に飾りを施してある小型のランプです。
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