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クリスティーズ・オークションで落札できなかったエナメル彩バーミーズガラスシェード

エナメル彩バーミーズガラスシェード フェアリーランプ フェアリーランプ
1880年代  高さ29㎝

ロンドンへ買い付けに行く度にアンティーク情報新聞Gazetteを購入して、各地のオークションや骨董フェアなど情報を取得していました。入手した情報を基に、買い付け行動計画を作っていました。

クリスティーズ・オークションで落札できませんでした。後日立ち寄った骨董店で運よく購入できました。

クリスティーズ・オークションで落札できず

クリスティーズ

SOUTH KENSINGTON London SW7 3LD CHRISTIE’S

1995年9月、買い付けに行った時でした。

Gazetteの1面にあるフェアリーランプ(SOUTH KENSINGTON London SW7 3LD CHRISTIE’S)の写真が目にとまりました。フェアリーランプのオークションがクリスティーズで行われる告知でした。

クリスティーズ(英語: Christie’s)は、世界中で知られているオークションハウス(競売会社)。1766年12月5日、美術商のジェームズ・クリスティー(英語版)により、イギリスの首都ロンドンに設立された。クリスティーズは第一級のオークションハウスとして創立後すぐに名声を確立し、ロンドンがフランス革命後の国際的な美術品貿易の新しい中心地となったことに乗じて成長した。

クリスティーズはかつては公開会社であり、1973年から1999年まで、ロンドン証券取引所に上場していた。1999年、PPR(現;ケリング)会長フランソワ・アンリ・ピノーの所有する投資会社によって買収された。クリスティーズは長年のライバル社であるサザビーズと比べ、より大きな市場占有率を幾年にも亘って保持してきており、収益からみるとクリスティーズ社は現在、世界で最も規模の大きいオークションハウスである。

ウィキペディア(Wikipedia)

クリスティーズ・オークション失敗理由

フェアリーランプのオークションは帰国日の翌日です。私が直接に参加ができませんでした。そこで、現地にいる懇意の日本人アンティークディーラーに上限を決めて入札をすることを依頼しました。

その頃は私の為にフェアリーランプを捜してくれる骨董店は何軒かありましたので、各店主にこのオークションに参加しないよう依頼しました。       

クリスティーズ・オークションの結果は失敗で、ロンドンよりの電話で知りました。失敗の原因は、エステメート(下記参照)の上限をこえても競争相手は降りません。結局、私の上限価格を越えてしまい、他者に落札されてしまいました。

エステメートとは(オークションにおける)

オークションでは、オークションハウス側で落札予想価格帯を決めます。

オークションハウス側で考える、「作品に対して妥当だと考える落札価格帯」です。

実際の落札価格はエステメートの2倍になることもあります。

フェアリーランプが手に入る

フェアリーランプ

エナメル彩バーミーズガラスシェード、3灯式バーミーズガラス支台。1880年代高さ29㎝

次回の買い付けに行った時、ノッティング.ヒル.ゲートのケンジントン チャーチSt.の骨董屋のショーウインドウにフェアリーランプがありました。

クリスティーズ・オークションで落札出来なかったフェアリーランプが目に入りました。

その店はたまに行く程度の店でしたので、店主に私が入札する事を伝えていませんでした。クリスティーズ・オークションで落札できなかった、事情を話しました。すると骨董屋の店主はこのフェアリーランプを落札価格で売ってくれました。

とても嬉しかったです。あきらめないで探し続けたことが、めぐり合わせてくれたのだと思いました。

クリスティーズ・オークション・まとめ

結果的には欲しかったフェアリーランプが手に入りました。

しかし、希望落札価格よりかなり高い購入価格になってしまいました。これもコレクターの宿命かと思います。

今回のオークションはいい経験になりました。

現在は現役を引退しましたが、お聞きになりたいことがあれば下記のメールでご連絡ください。

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